左 榛名山賦
(館内作品)
久方の
光たたえて匂ふなり
榛名の湖に 
春たちにけり

 1931年春夢生
描かれた人物は最愛の彦乃 死別してからずっと忘れる事の出来なかった彦乃を、11年目に春の女神佐保姫としてここに描いています この作品から夢二の一途な思いが伝わってくる(作品説明)
左 徳富蘆花
記念文学館
平成元年伊香保町は町制施行100周年記念事業として徳富蘆花の伊香保温泉に対する功績を讃えて設置した 蘆花の名は清少納言の『蘆の花は見所とてもなく・・・』からとったものである

伊香保の御湯
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上 万葉集 巻14-3546
 
青柳の 萌らろ川門に 汝を待つと
    清水は汲まず 立処平なすも

上右 万葉集 巻13-3305
       同 3306
左 万葉歌碑 巻14-3414

伊香保ろの 夜左可のゐでに 立つ虹の 現はろまでも さ寝をさ寝てば
訳 榛名山の八坂のたつ虹の様に世間に知れ渡っても構わない 知られるまで一緒に寝られたらなァ サァ共寝しよう 以上水澤観音境内
右 坂東16番札所水沢観世音と奥が六角二重堂 1300余年の昔推古天皇・持統天皇の勅願により高麗から高僧恵灌僧正の開基という 江戸へ36里・善光寺へ36里・日光へ36里という枢要なち霊場である 此の地は歴代天皇の勅願寺として伝わり上野の国司の菩提寺となった  御詠歌は
たのみくる 心も清き 水澤の 深き願いを 得るぞうれしき 
上右 竹久夢二伊香保記念館
美人画で一世を風靡した大正ロマンを代表する画家 明治44年伊香保に住む一少女からのファンレターによって伊香保を知りそれ以来度々伊香保訪れこよなく愛した 晩年には榛名山美術研究所建設構想を抱いたが志半ば昭和9年信州の療養所で永眠 51歳