諏訪の海の 氷の上の 通ひ路は 神の渡りて 解くるなるけり 源顕仲 諏訪の海や 氷を踏みて 渡る世も 神し守らば 危ふからめや 宗良親王 春をまつ すわのわたりも あるものを いつをかきりに すへきつららそ 西行 東なる 諏訪のみわたり いかならん こほらぬ西も あやうかるへき 藤原為家