綴子神社 北秋田市綴子西舘
  鷹巣町綴子にある綴子神社 真澄は紀行文おがらの瀧で『・・・27日朝早く前山・坊沢を経て綴子の宿に出た ここは昔天豊財重日足姫の天皇が世を治めになっていた御時(斉名天皇5年)蝦夷の乱を阿倍の臣を遣わして平定した(日本書紀) 飽田・能代・津輕の蝦夷がみな従い奉ったがその虜4人 胆振金且(いふりさえ)の蝦夷20人余り同じ座でみあえし禄を賜った 船一隻と五色の綵帛とをもってかの地の神を祀り肉入籠(ししりこ)に至ったと記述さてる そのししりこが訛って今はつづれこ(綴子)と書くようになったと云う』と書いている 本当に今私がいるつづれこししりこだとしたら日本書紀の記述の地にいる事になるのです 何とも素晴らしいと自画自賛するばかりです 但しシシリコは北海道の地名とも言われていて定かでない ギネスにも載っている四里四方に鳴り響くという日本一の大太鼓祭りは有名だ
きみまち杉一本で53坪の家一棟が建てられると云う事はこの一本で1000万円位はするのでしょうか
          能代市二ツ井町田代
  森吉山 其の4 

上 日本書記 斉明天皇五年三月是月条
          (659年)
阿倍比羅夫が蝦夷を征討し飽田・」渟代・津輕・胆振金且の蝦夷を饗応し、後方羊蹄に政所を設置して帰還する阿倍臣を遣わして、船師一百八十艘を率いて、蝦夷の国を討たしむ。  阿倍臣、飽田・渟代二郡の蝦夷二百参卅一人、その虜卅一人、津輕郡の蝦夷一百十二人、その虜四人、胆振金且つ蝦夷二十人を一所に簡集して、大いに饗して禄を賜う <胆振金且、これ伊浮梨娑陛と云う>すなわち船一隻と五色の綵帛とをもって、かの地の神を祭る。肉入籠に至りし時、問ウの蝦夷胆鹿嶋・ウ穂名の二人進みて曰さく『後方羊蹄をもって政所となすべし』と。<肉入籠、これを之之梨姑と云う。問ウ、これを塗ヒ于。ウ穂菜、これを宇保那と云う後梨羊志、これを斯梨蔽之と云う 政所、けだし蝦夷郡か>胆鹿嶋らの語に随い、ついに郡領を置いて帰る。道奥と越の国司に位おのおの二階、郡領と主政におのおの一階を授くある本云わく、阿倍引田臣比羅夫、粛慎と戦いて帰る。虜卅九人を献ず。(参考 新青森市史資料編)

日本一の天然秋田杉 きみまち杉
 
日本一の高さを誇る天然杉のきみまち杉

上下 元日本一の高さの恋文杉
ここは仁鮒・水沢スギ植物群落保護林で秋田県の天然記念物に指定されている 木曽ヒノキ・青森ヒバと共に日本三大美林として名高い 杉の年輪は180年〜300年で平均250年の樹齢を誇る 2800本超あるそうだ ここの森林は学術的にも大変貴重だそうで18.5ヘクタールは昭和22年以来林野庁によって保護されてるとの事です 赤味が強く細かく目のそろった美しい柾目の年輪はほかに類をみないものです 又秋田杉には2種類あるそうです 秋田杉(造杉)と天然秋田杉(天杉)だそうです 天然とは言え野生ではなく江戸時代に植林された大口径の杉のことで造杉と天杉とでは10倍の価格差が有ると言う事です