安達太良の 嶺に伏す鹿猪の 在りつつも 吾は到らむ 寝処な去りそね 万葉集 巻14- 3428 |
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本宮市付近の奥州街道松並木と遥か彼方の安達太良山 | 安達太良山全景と智惠子の見た本当の空 あどけない詩 高村光太郎 『智恵子は東京には空が無いといふ。ほんとの空が見たいといふ。私は驚いて空を見る。桜若葉の間に在るのは切ッても切れないきれいな空だ。どんよりけむる地平のぼかしはうすもも色の朝のしめりだ。智恵子は遠く空を見ながらいふ。安達太良山の山の上に毎日出ている青い空が 智恵子のほんとの空だといふ。あどけない空の話である』 |
上・左落合の万葉歌碑 ひだりの歌碑は道標を兼ねた珍しい万葉歌碑なのです 上の案内にあるように上段に歌(巻14-3428) 下段は道標になっている珍しい貴重な碑だ(東ハ三春四リ 西ハ安達太良三リ 南は本宮一リ半 北ハ二本松廿八丁) 今でも人目のつかない所だが天保年間に万葉歌碑を建てる教養人がここ二本松杉田にいたのには驚です |