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国指定史跡浄土庭園 正面に白水阿弥陀堂が見えます
平泉毛越寺の池を思わせる 岩城氏に嫁いだ清衡の娘徳尼(秀衡の妹・頼義の娘・基衡の養女問う諸説ある)が永略元年(1160)夫の死を弔うために建てたと云う 四方の山を背景に金色堂にを模して平泉文化を彷彿とさせるたたずまいはすばらしい 正式には願成寺阿弥陀堂だ キリストがおられるところが天国で阿弥陀如来がおられるところ極楽で梵語ではアミターバ(アミダ・アミターユス)と云う 無限の光を持つもの 無限の寿命を持つもの(無量光仏)の意味 無明の現世を遍く照らす光の仏 釈迦入滅ご一千年過ぎると仏の功徳がなくなり法滅の病気・疫病・天災地変の暗黒世界が来るという末法思想故に無量光仏としての阿弥陀如来(西方浄土の主)を競って祀ったのです それが阿弥陀堂です
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国宝 願成寺白水阿弥陀堂
福島県唯一の国宝建造物 この中の5体の仏像は国重要文化財で浄土式庭園は国指定史跡である 御詠歌は
白道の きよきはちすの 阿弥陀仏
里のみたから 国のみ宝
とある 実は白水はこの白道が東北弁の訛りで「しらみち」「しらみつ」「しらみず」となったので平泉の泉を白と水に分たものとも言うがこれはこじつけか 土井晩翠も
南無阿弥陀仏と 唱える一声に
すくいの御手の ふるるかしこき
と詠んでいる
佐波古の御湯
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