高田松原  この町はあの千昌夫氏出身で人口約27.000人 そのまん前に年間70万の観光客を集める実力は次の指定の数を見ればその素晴らしさを納得できるでしょう 『日本百景・東北十景・国指定文化財・新日本百景・陸中海岸国立公園・東北観光地六十景・日本の名松百選・森林浴の森百選・ポエテックいわて110・白砂青松百選・日本の都市公園百選・日本の渚百選・海と緑の健康地域』 全長2700m 全幅400mの白と緑のコントラストは見事であの石川啄木をして 詩集一握の砂 のモデルとなった 命なき 砂の悲しさよ さらさらと 握れば指の あいだより落つ 明治33年7月21日 中学3年の夏休み仲間と三陸海岸旅行した時詠んだ物です  その頃は今よりも白く今よりも緑だったろう 下がその歌碑   氷上神社 氷上山 「冰上神社」と栞には書いてある 氷と冰の違いは何なのか?勿論浅学非才の悲しさです➡
 さらにいただいた栞の 松平定信公の自筆の書には「冰上」の上の字に右上の横棒がないのです ただ垂直の縦の線と横棒だけなのです これもまた何を意味するのでしょうか?これは特別な神社だから一般の漢字とは違う文字を使い差別化したとしか思えないのです 氷上は勿論蝦夷の国日高見と無関係ではない 氷上山は高田町の北 陸前高田市と大船渡市の境にあり標高874・7mで通称オヒノカミとも呼ばれている 山頂に氷上神社の東御殿・中御殿・西御殿が祀られている この三御殿を延喜式神名帳の気仙三座(衣太手神社・理訓許段神社・登奈孝志神社)に擬定する説もあるが所在は不明との事  所で氷上は日高見国の事ですが蝦夷の国であった事は勿論であるが畿内から見て遥か遠い国を指しているようだ 今その名残を留めるのは僅かに北海道の日高地方・日高山脈・肉厚で有名な日高昆布位ですが その名は九州の日田を初め飛騨・白神・北上・肥田・比田・斐田・飛田など総て古代日高見国の名残だと言う ことにここ岩手県の北上川・北上山脈・北上市は日高見川・日高見山脈・日高見市の方が相応しいのではないかと思う(参考 みちのく燦々 新人物往来社)
 
  草臥れて 即ち憩う 松落ち葉    高浜虚子   石川啄木の歌碑
姉歯の橋 其の2