左 上野一宮旧国幣中社延喜式内社貫前神社 富岡市一宮
今より1400余年前安閑天皇元年(531)に物部姓磯部氏が蓬が丘綾女谷に祀ったに始まる由緒ある神社門の前の一対の唐銅製灯篭は富岡市指定重文で慶應元年(1865)に1544名の4790両寄付によって建てられたもの(説明板)
右 社殿(本殿・拝殿・楼門・東西回廊)は国重要文化財に指定
されている 寛永12年(1635)に三代将軍徳川家光によって建てられ元禄11年(1698)に五代将軍綱吉によって大改修された (説明板)
 下 貫前神社
@をくぐると20mぐらいの下に神社がり見下ろす事になる 今まで多くの神社を歩いたが見上げることはあっても見下ろす神社ここだけだ 素晴らしい神社です

右  丹生神社境内にある巻14-3560の歌碑 この隣には丹生川も流れている 尚この歌は福島県南相馬市原町区にも歌碑があり全国一の製鉄跡が発見され丹生の歌枕とされている
下 旧茂木家住宅(国指定重要文化財) 戦国時代の大永7年(1527)の建築で民家では我が国最古の建築物 曲がりくねった桁・梁や筋交は太くたくましい
 富岡市下丹生にある丹生神社万葉歌碑
 巻14-3560歌碑の訳 私は鉄を精錬する時に使う赤土のように顔色には出さないけれど私の貴女への恋心は真っ赤です
(訳万葉集全歌講義 笠間書院) 
 
何とも素晴らしい歌でしょう 詠んだ人も決して身分の高い教養のある方ではなく群馬の田舎の農夫か鉱夫の兼業労働者だったでしょう 現代人にこんな風に恋心を表現できる人はもういないでしょう
 
丹生=丹砂・辰砂(硫化水銀) 真朱=顔料や水銀などを採る原料の赤土
 丹生の里から見た妙義山
 真桑島門 V