神社に張ってあった梛の木のポスター
山伏が名取老女にお告げが書かれていた葉を渡したのが梛木の葉だったに因むのでしょう
梛の木は熱帯系の植物だが太古黒潮に乗り日本の南紀・四国・九州の温暖な地方に定着した 日本の北限は伊豆半島辺りとされている 梛の木は古代より神社境内に植えられていて熊野系神社では御神木とされている 
鎌倉の尼将軍北条政子も若き日に伊豆山に流されていたあの源 頼朝にこの木の下で愛を誓い結ばれたという伝承があり縁結び・良縁の神木とされる 又葉の葉脈が縦に走っていて横に裂くのが困難として夫婦円満・災難をなぎ倒す厄除け神木でもある 
ちはやぶる 熊野の宮の 椥の葉を 
     変わらぬ千代の ためにし祈る

               藤原 定家
上左 老女の社
名取熊野三社を勧請した名取老女を祀った社跡

上中 治兵ヱの社
閖上の海で御神体を拾い上げた漁師治兵ヱを祀った社跡 @A共に那智神社の後ろにある

上右 御神木古代杉 山一
取山で一番大きく麓からも見える その名も 古代杉山一 周囲5.5m・高さ32m・樹齢800余年
左 那智神社より見える名取の里
 遥
か地平線が太平洋で閖上の浜である



名取熊野三社 其の4