国指定史跡松が岡開墾場 鶴岡市羽黒町松が岡
 羽黒山・月山山麓は明治維新後の1872年(明治5年)旧庄内藩士3000人が刀を鋤に替えて開墾した所 235ヘクタールの広大な➡

松が岡開墾記念館
 ここには5棟の往時の大蚕室が建っていて現在それぞれ売店・資料館・物産館・郷土館・飲食店・展示館等に利用されている 修復された瓦葺上州島村式三階建ての建物は如何にも明治から大正初期の趣が魅力的です

アトク先生の館    東田川郡三川町大字押切
第81回米国アカデミー賞外国映画賞受賞作品おくりびとのロケ地でポスターに使用された三川町にある館が使われた
故阿部徳三郎氏が地元の人からアクトと呼ばれ親しまれてたことからそのユニークな名が愛称になった
 開墾地は幾多の艱難辛苦を乗り越え 今もその60戸余りの子孫によて継承・運営・経営され開拓の精神を今に伝えています 有名なだだちゃ豆や民田茄子・庄内米等の原点の地でしょう
 松が岡開墾場にある新徴屋敷 名前の由来は庄内藩が江戸取締りの際に其の配下となった浪士の組織『新徴組』が庄内に移住する事になったので其の住宅として鶴岡市内に137棟建てられたが其の内の30棟が5年後にはここ松が岡開墾地住宅として移築され開墾士供与された屋根にはびっしりと石が乗っている
 
庄内映画村資料館 
松が岡開墾村の第5蚕室を借りて藤沢周平作品の諸資料が展示されてるが展示されてる 跡で気がついたのだが近くには蝉しぐれで主人公たちが暮らして組屋敷のオープンセットもあるとの事 おしん・おくりびと・十三人の刺客等今までの撮影した栄華の資料や往年の名作映画のポスター等が展示されている

庄内オープンセット(旧映画村オープンセット)では時代劇の必要なセットが立てられている
 おくりびと本木雅弘演じる納棺師が遺体に死に化粧と死に装束を着せる場面である けがれ多い職業のイメージから次第に誇りを持ってくる場面だ 鶴岡は映画で町興しの最中なのです

 これは昭和初期この町三本木の阿部徳三郎氏が皇室関係も手掛け関東大震災で庄内に疎開していた宮島佐一郎の設計による大正ロマンあふれる建物で大震災の経験から基礎に松杭を打ち柱や簗には松山産の檜総檜造りの平屋建て銅葺きの堂々とした建物





羽黒山 其の7