湯殿山本宮へ向う道の大鳥居 この前に歌人斉藤茂吉の巨大な歌碑がある 
我が父も 母もいまさぬ 頃よりぞ 湯殿の山に 湯はわき給ふ
 
志津温泉入り口の古道六十里越街道 最近一部石を敷いたという  1200年前からの古道で鶴岡-松根-十王峠-大綱-田麦俣-湯殿山-大岫峠-志津-本道寺-寒河江-山形ルートで日本海と山形内陸と湯殿山参詣の重要幹線だった

国指定重要文化財出羽三山摂社 岩根沢三山神社 
旧日月寺  西村山郡西川町岩根沢
 山門に掲げられてる山額の湯殿山のロゴには何とも惚れ惚れしました


桁行66.9m 梁間22.5m 高さ25.7m 屋根坪数1080坪と言う日本有数の規模を誇る 
中の柱の太さも大人二人掛り抱える太さには驚く 山門の屋根が又何とも素晴らしい
 
岩根沢三山神社は通称で正式社号は
月山神社・出羽神社・湯殿山神社摂社 月山出羽湯殿山三神社と極めて長い  

六十里越街道にある常夜灯
こんな山中にあるには余りに見事な常夜灯にこの道の凄さを感じます

古道六十里越街道入り口にある追分石
見えないが右 湯殿山庄内 左 大井沢と彫られている 

志津温泉入り口の古道六十里越街道 今は人一人がやっと通れる細さからは往時の賑わいは想像できない

志津温泉にある六十里越街道の碑
出羽三山 殊に湯殿山を語るときにはその六十里越街道を忘れることは出来ないのです 内陸の最上・村山・置賜と庄内からの出羽三山参詣する人々の信仰の道である 殊に湯殿山参詣者にとってはメインルートだったのです 海路と内陸の流通のメインは最上川だが最短の陸路は六十里越街道だったのです 西の熊野三山・東の出羽三山と呼ばれた信仰の山は女人禁制だったが沿道には女人結界の湯殿山遥拝所としての寺社には多くの老若男女が訪れたのです 出羽三山詣では蟻の熊野詣で同様の賑わいだったようだ 今古道六十里越街道は旧国道112号になり更に現在の新国道112号がメインとなった 更に山形自動車道として高速道路に変わっている
湯殿山 其の4