左端 県指定重文随身門 
波己曾社殿と同時期の建築

左中 県指定重文波己曾神社 明暦2年の建立で現在の御本が建立する以前の本社殿建築という

左 黄金に光る扁額が美しい



 

波己曾神社と妙義神社
奇岩と怪石で名高い妙義山は信仰の御山である その主峰白雲山の東山麓に鎮座してるのが妙義神社である 創建は宣化天皇2年(537)という 妙義の古称は波己曾と云う 妙義という山はなく白雲・金洞・金鶏の各山の総称なのです そしてこの怪石奇岩の山を信仰の対象としてとして朝夕遥拝して波己曾の山と呼んだのです 波己曾神社の名の最初の記述は日本三代実録には貞観元年(859)三月廿六日の条 二十六日壬午、授上野国正六位上波己曾神従五位下とある 然し何故か延喜式内社にはその名が見えない
 古代この地方の人はこの奇岩怪石の御山を朝夕遥拝してこの岩山を波己曾山称した 波己曾とは『いわこそ』であるという 優れた岩山と云う意味だという 妙義の山容を表現した名称で波己曾こそ妙義の古称なのだ 然し波己曾から妙義への変化はその理由が明らかでないという(参考妙義山あさお社)
下左端 国指定重文唐門 この建物は小規模ながら彫刻・漆塗・彩色・鉄漿染・錺金具等は本殿建築同様の装飾手法総てがコンパクトに取り入れられた逸品だそうだ
下中 国指定重文本殿・幣殿・拝殿(宝暦6年建立 )建物は良質な欅材をふんだんに使用した本格的装飾建築で彫刻・漆塗・彩色・鉄漿染・錺金具で全体が彩られている(参考 妙義山 あさお社)
下右 波己曾の山(妙義山) 日本三大奇勝の一つで赤城山・榛名山とともに上毛三山とよばれる 湿度が高く霞んでるのが残念