御舘跡公園 　御舘　上越市五智　直江津駅近
御舘は小田原城主北条氏康に敗れ越後に逃れた関東管領上杉憲正の為に上杉謙信公が造営した舘で後に憲政から関東管領職を継いだ謙信公が政庁として使用した　遺言もなく天正６年３月１３日謙信の突然の脳卒中で急死した　当時春日山に居住していた景虎・景勝だが景勝がいち早く城の中心部を占拠しいち早く後継者を宣言した　春日山城内では２か月にわたり攻防が続いたが景虎は５月１３日春日山城を出て前関東管領上杉憲政のいたここ御舘に拠点を移したのです
決戦御舘の乱と鮫が尾城
この乱は謙信の後継者の一人であった上杉景虎が府内（直江津）にあった御舘に立て籠もり春日山城を拠点の上杉景勝と対峙した家督争いで越後を二分した内紛であった　上杉謙信は生涯妻を娶らず実子不在の為多くの養子をとった　景虎は関東の雄北条氏康の六男三郎で永禄１２年越後上杉氏と相模北条氏の同盟が成立した事を受けて翌元亀元年（1570）人質として越後に入り養子となった　彼は謙信の姪（景勝の姉若しくは妹）と結婚しており景勝とは義兄弟にあたる　景勝の母は謙信の姉仙洞院で９歳の時父長尾政景の死により叔父謙信の養子になる　今鮫が尾城真下を上信越自動車道が通っている
御舘の陥落　鮫が尾城への脱出
　景勝の天正７年２月総攻撃に御舘落城がまじかに迫ったため上杉憲政と景虎の嫡男道満丸と和睦に向かったが共に討ち取られてしまった　景勝の総攻撃に耐えかねた景虎は信濃から関東へ退却の退却を目指したが途中堀江宗親が拠点とした鮫が尾城へ立て籠もったが手勢僅かに攻撃に耐えることが出来ず３月２４日の昼過ぎ２６歳の和かさで非業の死を遂げた

越の中山　Ⅲ