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中村亀吉酒造『玉垂』 黒石市中町こみせ通り 大正2年創業でここに上げられる酒林(杉玉)は重さ400貫目と日本一だそうです(ネットより) もう一軒が文化3年創業の鳴海醸造店の『菊の井』がある *明治維新から僅か10年 1878年(明治11年)6月から9月にかけて出羽から北海道へと旅行(と云うよりは探検に近かったろう)をした外国人女性がいた 其の名はイサベラバードで英国スコットランド生れの女性である 彼女はここで黒石ねぷたや七夕をみて『・・・このような御伽噺の中に出てくる光景を見た事がない・・・』とか黒石の風景では➡ |
国指定重要文化財高橋家 江戸中期建立の黒石藩御用達の商家 黒石市中町こみせ通り
➡実に美しい・・・素朴で家庭的な風景・・・犬の顔も子供の顔も大人の顔もすべて静かで生活に満足して見えた』とか『黒石は非常に美しい 秋になって・・・無数の紅葉が深紅の色をつけ暗い杉の森を背景として美しく映える時 森の中の大きな滝は雪の降るように白く耀きながら下の暗い滝つぼ飛び散り遠く旅してやって来る価値が充分あるに違いない 是ほど私を喜ばせてくれた物を今まで見たこともない』とべた誉めの激賞ぶりなのです➡ |
➡『 彼女は黒石だけでなく山形の置賜地方は東洋のアルカディアとか秋田市では『私は他のいかなる日本の町よりも久保田(秋田)すきである』と何処の町へ行ってもこんな具合なのです 外交辞令と言えばそれまでだが只ひとつ『蚊・虱・蚤・蝿・雀蜂』等の害虫については愚痴をこぼしているし実際病気にもなったらしい 所で彼女は8月5日から3日間黒石に滞在してるが然し深紅の紅葉には早すぎるきらいがあるのがチョット不思議だ
岩木山 其の8
下 日本道百選の黒石こみせ通り
こみせは個人の建物の一部にも拘わらずそれが連続する事に依り作られるこみせ通りは多くの人々利用される曖昧で不思議な空間なのです 冬の雪・夏の日よけ・雨の日の雨除けや通路で個人の建物が公共的な空間になになっている 青森・秋田ではこみせで新潟では雁木という |