ささやき橋 其の2
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郡山市 笹原川に架かる耳語橋 奥の高架は東北新幹線です この橋は笹原川にかかり昔はもう少し上流にあったとも云う 余りの小声のため音が聞き取れず川の流れも音無川とも呼んだと言う この道は旧四号国道で奥州街道であった
右 郡山市のささやき橋 |
→折杉と云う所にあった大杉が 福島城に入る道筋(杉妻会館の西側)に架ける橋にするため切り倒された 後には土橋に架け替えられたがこの大杉の精はおろすと云う美しい娘に恋焦がれていたのです その為お城の橋になったあとも娘を想って毎晩おろす おろすと言うささやき声が橋から聞かれたと言う だからこの辺りを杉妻町と言いこんな噂から後にこの橋をささやき橋と呼ぶようになったと言う ささやくは一般的には”囁く”と書かれる 耳が3っつもないと聞こえない位小声で話すことなのでしょう 郡山の耳語は 耳元で小声で語り合う感じであり 福島の密語は大人同士がただならぬヒソヒソ話の雰囲気だ 其の字体から来る語感のニュアンスから二人の状況が想像され面白い 講談社の現代実用辞書を見ると他に私語(ささめごと) ささめく等がありともにひそひそはなす とある
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福島のささやき橋
上 福島市の地元の方にも余り知られていない 福島県庁杉妻会館の中庭にある密語橋 |