上 金翅堂(達磨堂)扇谷展望台松島という地名発祥に達磨大師が来て聖徳太子の成長を待ち待嶋松嶋になったという伝承がる 奥州名所絵図に元禄8年(1695)瑞巌寺第101世鵬雲東博禅師が堂を造営し中央に聖徳太子 左に緋衣の達磨大師 右に鵬雲像を安置したと記す 下 金翅塔(墓所) 金翅とは毒龍を餌とする火の鳥加楼羅(カルラ)の事で塔は瑞巌寺第10世鵬雲東博禅師の墓である 彼は尾張総見寺で僧となり長じて松島に行脚し瑞巌寺第100世洞水東初に参じて嗣法する 中央が鵬雲東博禅師 右が丹源文叔 左が牧舟禅慧の墓 
上・右 双観山からの景観 昭和27年10月 天皇皇后両陛下が登られて依頼脚光を浴び又国道45号線からも近く 登りやすいので四大観を凌ぐ勢いと言う 
 松島 其の3



松嶋四大観  幽観・壮観・偉観・麗観 ご承知の通り松島はどこから眺めても見事な景観を呈しているのだが松島の多様な景観の中でも伝統的かつ代表的美観を仙台藩儒者舟山萬年が1823年(文政6年)に選定しその後定着していった松島四大観があるのは意外と知られていない 松島湾の東西南北から眺める景色だが  雑踏と喧騒の松島町の中心部から離れていてしかもいづれも100m前後丘陵なので団体客は勿論 観光客も少なく ゆっくり景観を堪能できる 但し湿度の少ない晴天を期待したいものだ 実物の素晴らしさは勿論この写真の比ではない
上・右 新富山展望台からの松嶋 上 松島町