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日本近代詩発祥の地碑・名掛丁藤村下宿の地 ここに三浦屋にありて若き島崎藤村日本近代詩の夜明けを告げる若菜集を生む とある 仙台駅東口藤村広場にある
右 心の宿の宮城野よ 乱れて熱き吾が身には 日かげもうすく草枯れて 荒れる野こそうれしけれ ひとりさみしきわが耳は 吹く北風を琴と聞き かなしみふかきわが眼には 色なき石も花と見き
島崎藤村 年若き日の思い出に旧詩草枕の一節をしるす と彫られている 仙台駅東口藤村広場
右 宮城野八幡宮隣の国指定天然記念物の銀杏の木 幹から出た根の一種の木根が乳房のように垂れ下がっているので乳銀杏と呼ばれる 奈良時代のものともいわれ樹齢1300年超という |
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左上 仙台駅東口から藤村広場の200m程の通りを藤村広場初恋通りと名づけられている
上 島崎藤村青春の地 名掛丁 と彫られていて三方には以下の若菜集の初恋の一節が彫られています
●まだあげ初めし前髪の
林檎のもとにみえしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
●やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたえしは
薄紅の秋の実に
人恋初めしはじめなり
●我が心なきためいきの
その髪の毛にかかるとき
たのしき恋の盃は
きみが情けに酌みしかな
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