➡ かくとだに えやは伊吹の さしも草
さしもし知らじな 燃ゆる思ひを
右 形見の芒 名取市愛島塩手
朽ちもせず その名ばかりを 留めおきて
枯野の芒 形見にぞ見る
上の歌は西行が陸奥を訪れた時 野中に由緒あり気な塚を見てこれが実方の墓と知った彼は折からの霜枯れの芒を見て詠んだと言う ご覧のようにこの形見の芒は普段見る芒と少し違っていますね 9月20日と云うのいまだ穂が出ていない なおかつ葉のたれ具合や群れ具合や太さが違うのだ 青々として風情はない さらに葉の陰になって句碑が見えないのです
その右隣の写真は3月の時に来た時の形見の芒である 句碑には仙台藩士松洞馬年の句で 笠島は あすの草鞋の ぬき処 とある
名取笠島 其の2
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右端 実方橋の奥の杉林の入った所に実方の墓・歌碑がある
右端上 鞍掛石 説明板の後ろの石は鞍掛の石 998年実方がこの地訪れた時か又は源 義家が前9年の役や後3年の役でこの地を通過した際に乗った馬の鞍を掛けた石の伝説がある |
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