国宝重要文化財羽黒山正善院黄金堂 鶴岡市羽黒町手向 
この寺は羽黒山山頂にある三神合祀神社の大金堂に対して小金堂とも呼ばれてる 明治時代の神仏分離令によって多くの寺社や文化的価値ある仏像が焼すてられた中で僧侶の機転で多くの仏像がここに隠され今に残ったのです
 源頼朝が平泉藤原氏討伐に戦勝祈願したとか境内に黄金埋蔵伝説があるが

ミシュランガイド三ツ星(わざわざ訪れる価値ある所)を獲得した景勝地

隋神門から始まる表参道は全長約2kmで2446段のゆったりした長い石段の両側には樹齢400~500年の杉並木が林立してその数約400本以上もあり領域総て国指定特別天然記念物でもある 徒歩約60分だが2時間ぐらいかけてゆっくりオゾンをたっぷり吸いながら散策すのが良いでしょう

俗界と神域との境界
随身門を通り唯一の下り継子坂降りると神橋が祓川にかかる  月山から流れ出る清流で往時はここで身を清めてから三山修験の道に入ったのです  
 羽黒山 其の2










 羽黒山五重塔
高さ29m 三間五層 杮葺き 素木造り
古記によると今から凡そ1050年前の永承年間あの平将門によって建立されたと言う 約620年前文中年間長慶天皇によって再建され そして380年前慶長13年最上藩主最上義光によって修復された東北最古の最優秀建造物国宝・重要文化財となった 
それにしても平将門の名がここ羽黒山でお目にかかるとは想定外でした 度々老杉に落雷があるがこの五重塔には何故か落ちた事がないという 如何にも将門らしい怨念を感じますね

随身門  鶴岡市羽黒町手向向山
 ここからが羽黒山・月山・湯殿山の広大な神域に入る 所謂出羽三山の表玄関である
 2446段石段はここから始まるのです 元禄年間当初は仁王像を入れた仁王門であったが明治時代に入ると廃仏毀釈嵐により随身像に替えたので随身門と呼ばれる

随身門を下った所謂母の胎内から見上げた石段 ここから1.7km 445本 樹齢数百年の天然記念物の杉並木が始まるのです
随身門に入ると直ぐに下りの石段になる 羽黒山唯一の下り石段でここを下る事により母の胎内に戻る心境になると言うのである