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延喜式内者大物忌神社吹浦口 鳥海山の登山口主なもので4か所ある 矢島・小滝・吹浦・蕨岡である その登山口毎に伝説・伝承があり登山口毎に信徒が一定の勢力を構成して互いに反目することが多かっため伝説が歪められ定説はないようだ それだけ景行天皇〜欽明天皇に遡る歴史を誇るためだろう |
左端 本殿式年造営による本殿遷座祭に天皇陛下から幣帛料が奉納されている 由緒ある神社である事がわかる
左 延喜式内社大物忌神社吹浦口 飽海郡遊佐町吹浦布倉
物忌神社吹浦口は出羽一宮である 欽明天皇25年(1400余年前)鳥海山上に鎮座され貞観4年官社に列し国家の祀典に預り延喜の制には吹浦に鎮座する月山神社と共に名神大社に班し後出羽国一宮としてその撰に預り朝野の尊信を享けてきた。鳥海山は古代日本の北の境界に位置し、異狄に対して神力を放って国家を守り大物忌神は穢れを清める神でもあると考えられていて古来篤い信仰の対象となっていた 古代の人々は噴火や地震の自然災害や夷狄の反乱はこの神の祟りが原因として畏れられたのです このため各出羽国司の信仰・祈願は勿論八幡太郎義家・北畠顕信・最上義光等の武将の戦勝祈願・土地寄進等の尊崇を集めた 鳥海山の度々の噴火・溶岩流・地震等に対する祟りの畏敬の表れでしょう
有耶無耶の関 其の3
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